設定例(ApresiaLightGM/FMシリーズ)
プロトコルVLAN
基本構成図
構成図の通信
- ポート2から入力されたIPXプロトコルはIPX-VLANポート4、6、25に転送
- ポート2から入力されたIPX以外のプロトコルはポート1、25に転送
- 他ポートについてもプロトコルVLANおよびPVIDに従った色太線で示すポートに転送
設定のポイント
- フレームフォーマットがEthernetIIまたはEEE802.3 SNAPで、プロトコルタイプが合致するフレームを指定のプロトコルVLANに転送する。
※802.3 with LLCなど、その他のフレームフォーマットには未対応。 - 転送は、ポートに設定されたPVIDよりもプロトコルVLANが優先される。
(設定例では、ポート2のPVID(10)とポート4のPVID(20)となるが、プロトコルVLAN(50)が優先されるためポート2-4間でIPX通信が可能。IPX以外はPVIDに従った通信になる。)
L2スイッチの設定例
VLANの設定 | |
#config vlan vlanid 1 delete 1-28 | VLAN1(default)は未使用のため削除 |
#create vlan vlanid 10 #create vlan vlanid 20 | IPX以外の通信用にVLAN(10, 20)を作成 |
#create vlan vlanid 50 | IPX通信用としてプロトコルVLAN(50)を作成 |
ポートの設定 | |
#config vlan vlanid 10 add untagged 1,2 #config vlan vlanid 10 add tagged 25 | VLAN(10)をuntagポート1, 2に設定 VLAN(10)をtagポート25に設定 |
#config vlan vlanid 20 add untagged 3,4 #config vlan vlanid 20 add tagged 25 | VLAN(20)をuntagポート3, 4に設定 VLAN(20)をtagポート25に設定 |
#config vlan vlanid 50 add untagged 2,4,6,25 | プロトコルVLAN(50)をuntagポート2, 4, 6, 25に設定 |
ポートのPVID設定 | |
#config gvrp 1,2 pvid 10 #config gvrp 3,4 pvid 20 #config gvrp 6,25 pvid 1 | ポート1, 2のPVIDを10に設定 ポート3, 4のPVIDを20に設定 ポート6, 25のPVIDを1に設定 |
プロトコルVLANの設定 | |
#create dot1v_protocol_group group_id 1 group_name IPX | プロトコルグループ1のグループ名をIPXに作成 |
#config dot1v_protocol_group group_id 1 add protocol ethernet_2 0x8137 | プロトコルグループ1にIPX(プロトコルタイプ 8137)を設定 |
#config port dot1v ports all add protocol_group | プロトコルグループ1にVLAN(50)を設定 |
確認コマンド
- show dot1v_protocol_group
- show port dot1v
- show gvrp