設定例(ApresiaLightGSシリーズ)
プロトコルVLAN
基本構成図
構成図の通信
- ポート2から入力されたIPXプロトコルはIPX-VLANポート4、6、10に転送
- ポート2から入力されたIPX以外のプロトコルはポート1、10に転送
- 他ポートについてもプロトコルVLANおよびPVIDに従った色太線で示すポートに転送
設定のポイント
- フレームフォーマットがEthernetII、LLCまたはIEEE802.3 SNAPで、プロトコルタイプが合致するフレームを指定のプロトコルVLANに転送する。
- 転送は、ポートに設定されたPVIDよりもプロトコルVLANが優先される。
(設定例では、ポート2のPVID(10)とポート4のPVID(20)となるが、プロトコルVLAN(50)が優先されるためポート2-4間でIPX通信が可能。IPX以外はPVIDに従った通信になる。)
L2スイッチの設定例
VLANとポートの設定
[VLAN設定]画面で、VLANを作成していきます。
IPX以外の通信用にVLAN(10、20)を作成し、VLAN(10)をタグなしポート1、2、VLAN(20)をタグなしポート3、4、VLAN(10、20)をタグVLANポート10に設定します。IPX通信用としてプロトコルVLAN(50)を作成し、タグなしポート2、4、6、タグVLANポート10に設定します。VLAN1(default)は未使用のため上記ポートから削除します。[VLAN情報]をクリックし、VLANの割り当てを確認します。
ポートのPVID設定
ポート1、2、10のPVIDを10に、ポート3、4のPVIDを20に、ポート6のPVIDを50に設定しています。
プロトコルVLANの設定
画面左の[ネットワーク]が展開された状態から[プロトコルVLAN]をクリックします。
[プロトコルVLANプロファイル]画面が表示されますので、[プロファイルID]を1、[フレームタイプ]をEthernetII、[イーサネットタイプ]を8137として[適用] ボタンをクリックします。
[プロファイルテーブル]にIPXが追加されました。
次に画面左の[プロファイルインターフェース]をクリックします。
[ポート]を2、[プロファイルID]を先ほど作成した1、[VLAN ID]を50として、[適用]ボタンをクリックします。
同様に[ポート]を4、[プロファイルID]を1、[VLAN ID]を50として、[適用]ボタンをクリックします。
[プロファイルインターフェーステーブル]にポート2と4がプロトコルVLANとして登録されました。
フレームフォーマットをLLCとしたい場合は、[プロトコルVLANプロファイル]画面で下記のように[イーサネットタイプ]にDSAP、SSAPとしてE0E0を指定します。
フレームフォーマットをSNAPとしたい場合は、[プロトコルVLANプロファイル]画面で下記のように指定します。