設定例(ApresiaLightGSシリーズ)
QoS設定ー802.1p優先制御
基本構成図
設定のポイント
- 装置で受信したタグ無しパケットの優先度は、デフォルト設定ではpriority 0に設定されています。
- スイッチには8個のハードウェア優先キューがあります。
- 受信ポートに応じてパケットの優先度を設定し、対応するキューの優先順位または重み付けに従って送信します。ここでは重み付きラウンドロビンを選択します。
- 受信ポート、優先度、キューID、重み付けの関連は下記とします。
受信ポート | 802.1p優先度(CoS値) | キューID | 重み付け |
---|---|---|---|
1 | 1 | 0 | 1 |
2 | 0 | 1 | 2 |
3 | 2 | 2 | 4 |
4 | 3 | 3 | 8 |
5 | 4 | 4 | 16 |
6 | 5 | 5 | 32 |
7 | 6 | 6 | 64 |
8 | 7 | 7 | 127 |
L2スイッチの設定例
QoSの有効化
画面左の [QoS]をクリックします。[QoS基本設定]画面が表示されます。
[QoS機能:]のメニューから[有効]を選択し、[適用]ボタンをクリックします。
優先度とキューのマッピング
802.1p優先度(CoS値)に対応するハードウェアキューのマッピングをネットワークの構成に応じて設定します。ここではIEEE802.1Q-2018の推奨に従います。
[優先度テーブル]の優先度0の[キューID]から1を選択し、[適用]ボタンをクリックします。
同様に優先度7まで設定していきます。
ポート優先度の設定
画面左の[QoS]が展開された状態から[ポート優先度]をクリックします。
[ポート優先度テーブル]が表示されます。
ポート1の[優先度]から1を選択し、[適用]ボタンをクリックします。
同様にポート2~8の優先度を設定します。この優先度は802.1pのCoS値であり、キューIDではありません。
スケジューリング方式の設定
画面左の[QoS]が展開された状態から[スケジューリング方式]をクリックします。
デフォルトのアルゴリズムは絶対優先方式になっています。ここでは重み付きラウンドロビンを選択します。[アルゴリズム:]のメニューから重み付きラウンドロビンを選択し、[適用]ボタンをクリックします。