設定例:APRESIA(AEOSシリーズ)

レイヤー2

ポートリダンダント機能

ポートリダンダント機能

~接続先の冗長プロトコルを気にせず構成可能です~

  • 下記構成であれば、コアスイッチにてスパニングツリー等のL2冗長プロトコルを動作させる必要がありません。

ポートリダンダント機能 構成イメージ

ポートリダンダント機能の動作について

  • リンクダウンを検知し通信ポートの切り替えを行います。
  • 複数のポートの中で優先順位が高いポートを使用してフレームの中継を行ないます。
    優先順位はプライオリティ値が小さいものほど高くなり、プライオリティ値が同じ場合にはポート番号の小さいものほど高くなります。

ポートリダンダント機能 構成イメージ

ポートリダンダント機能の注意点

  • Apresia側のみの制御のため対向スイッチのMACアドレスが消去されない。
  • 具体的にスイッチングHUBなど自発パケットが無い端末はコアスイッチ側からの通信が届かない場合がある。自発パケットが無い*場合、MACアドレスのエージング時間経過時復旧動作となります。

* 自発パケットが無いクライアントはプリンタ、サーバ、ネットワーク機器が想定されます。

ポートリダンダント機能 構成イメージ

制限事項、基本設定項目一覧と設定例

No. 項目 制限事項
1 構成するポートのvlanについて ポートリダンダントグループのメンバーポートは、全て同じVLAN に所属させる必要があります。
2 併用が出来ない機能について

ポートリダンダントグループのメンバーポートに対して、以下の設定を行うことは出来ません。

[AEOS7]
  • ポートミラーリングのTo ポート
  • static FDB 登録
  • パケットフィルター2
  • ユーザループ検知(notify-onlyのみ可)
  • マルチキャストフィルタリング
  • ポートセキュリティー
  • MMRP、MMRP-Plus、MMRP2 aware
  • LLDP
[AEOS8]
  • ポートミラーリングのTo ポート
  • スタティックFDB
  • パケットフィルター2のアクションmirror
  • ユーザループ検知(notify-onlyとowner-vlan設定時のみ可)
  • マルチキャストフィルタリング
  • MMRP-Plus
  • スパニングツリープロトコル(STP/RSTP/MSTP/RPVST+)
  • AccessDefender

AEOS8の場合、ポートリダンダント機能とリンクアグリゲーション機能を併用する場合、LACPを使用することはできません。

No. 項目 デフォルト設定 備考
1 物理ポートにポートリダンダントのグループ番号を設定 redundant group-number なし(=設定なし) 必須
2 ポートリダンダントのポートプライオリティを設定 redundant port-priority
[AEOS7]
  • 100Mポート:19
  • 1Gポート:4
  • 10Gポート:2
[AEOS8]
  • 1Gポート:40 *
  • 10Gポート:20
  • 40Gポート/LAG:10
任意
*
Apresia15000-32XL-PSR-1GLIMのポート1~24、15000-64XL-PSR-1GLIMのポート1~56は20
AEOS7設定例コメント
interface port 1-8

redundant group-number 1

ポート1から8までをポートリダンダントグループ1に設定します。
AEOS8設定例コメント
interface port 1/1-8

redundant group-number 1

ポート1/1から1/8までをポートリダンダントグループ1に設定します。

NPシリーズ ユーザーズガイド

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