第4編
レイヤー2

マルチキャストフィルタリングモードの機能説明

VLANごとにマルチキャストフレームの中継処理方法を設定できます。設定を変更するには、multicast filtering-modeコマンドを使用します。

デフォルト設定での動作(forward-unregisteredモード)

デフォルトのforward-unregisteredモードの場合は、スタティックに設定したマルチキャストMACアドレス宛てのマルチキャストフレームを登録されたポートのみに転送し、未登録のマルチキャストフレームをフラッディングします。IGMPスヌーピング/MLDスヌーピング使用時には、テーブル上限を超えて登録できなかったマルチキャストパケットもフラッディングされます。

forward-unregisteredモード

マルチキャストフレームのフィルタリング(filter-unregisteredモード)

filter-unregisteredモードの場合は、スタティックに設定したマルチキャストMACアドレス宛てのマルチキャストフレームを登録されたポートのみに転送し、未登録のマルチキャストフレームをフィルタリングできます。IGMPスヌーピング/MLDスヌーピング使用時には、テーブル上限を超えて登録できなかったマルチキャストパケットもフィルタリングされます。

filter-unregisteredモード

マルチキャストフレームのフラッディング(forward-allモード)

forward-allモードの場合は、マルチキャストMACアドレス宛てのスタティックMACアドレスエントリーの設定にかかわらず、すべてのマルチキャストフレームを同一VLANのすべてのポートにフラッディングします。IGMPスヌーピング/MLDスヌーピング使用時には、テーブルの登録の有無にかかわらず、マルチキャストパケットを同一VLANのすべてのポートにフラッディングします。

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