VRRPの状態確認
VRRPの状態を表示して確認する方法を説明します。
VRRPの状態の表示
show vrrpコマンドで、すべてのインターフェース、またはインターフェースごとのVRRPの状態を確認できます。
表示例を以下に示します。
# show vrrp (1) (2) (3) vlan100 - Group 1 - Version2 State is Master...(4) Virtual IP Address is 192.168.1.254...(5) Virtual MAC Address is 00-00-5E-00-01-01...(6) Advertisement interval is 1 seconds...(7) Preemption is enabled...(8) Priority is 150...(9) Authentication is enabled...(10) Authentication Text is passtest...(11) No critical IP address...(12) Master Router is 192.168.1.1...(13) (14) vlan200 - Group 1 - Version3 - Address-Family IPv6 State is Master Virtual IP Address is fe80::3 Virtual MAC Address is 00-00-5E-00-02-01 Advertisement interval is 1 seconds Preemption is enabled Priority is 150 No critical IP address Disable non owner ping...(15) Master Router is fe80::240:66ff:feab:7d5a(local) Total Entries: 2
各項目の説明は、以下のとおりです。
項番 | 説明 |
---|---|
(1) | VLANインターフェースを表示します。 |
(2) | VRIDを表示します。 |
(3) | VRRP バージョンを表示します。 |
(4) |
装置の状態を表示します。 Master:マスター Backup:バックアップ Init:初期状態 |
(5) | 仮想IPアドレスを表示します。 |
(6) | 仮想MACアドレスを表示します。 |
(7) | Advertisementの送信間隔を表示します。 |
(8) | プリエンプトモードの有効(enabled)/無効(disabled)を表示します。 |
(9) | 優先度を表示します。 |
(10) | VRRP認証の有効状態を表示します。認証パスワードを設定すると表示されます。 |
(11) | VRRP認証のパスワードを表示します。認証パスワードを設定すると表示されます。 |
(12) | クリティカルIPアドレスを表示します。 |
(13) | マスターの実IPを表示します。 |
(14) | 対象のアドレスファミリーを表示します。 |
(15) | IP Address Ownerではないマスターの場合の、仮想IPアドレス宛てのping応答の有効(Enable non owner ping)/無効(Disable non owner ping)を表示します。 |
VRRPの簡易情報の表示
show vrrp briefコマンドでVRRPの簡易情報を確認できます。
表示例を以下に示します。
# show vrrp brief (1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) Interface VRID Ver AF Pri Owner Pre State VRouter IP --------- ---- --- ---- --- ----- --- ----- --------- vlan2 4 2 NA 100 Y Init 10.99.2.4 vlan2 128 3 IPv4 100 Y Init 10.99.2.128 vlan2 255 3 IPv6 100 Y Init fe80::2:1 Total Entries: 3
各項目の説明は、以下のとおりです。
項番 | 説明 |
---|---|
(1) | VLANインターフェースを表示します。 |
(2) | VRIDを表示します。 |
(3) | VRRPバージョンを表示します。 |
(4) | 対象のアドレスファミリーを表示します。VRRPv2の場合は「NA」と表示されます。 |
(5) | 優先度を表示します。 |
(6) | マスターがIP Address Ownerの場合に「Y」と表示されます。 |
(7) | プリエンプトモードが有効な場合に「Y」と表示されます。 |
(8) |
装置の状態を表示します。 Master:マスター Backup:バックアップ Init:初期状態 |
(9) | 仮想IPアドレスを表示します。 |