第2編
管理運用

コマンドモードの主な種類

コマンドラインインターフェース(以後、CLI)のプロンプトは、ユーザーが接続しているコマンドモードを表しています。主なコマンドモードは以下のとおりです。

コマンドモードの主な種類
プロンプトコマンドモード
> ユーザー実行モード
# 特権実行モード
(config)# グローバル設定モード
(config-if-port)#
(config-if-vlan)#
(config-if-port-channel)#
サブ設定モード
(左記の例は、インターフェース設定モード)
特権レベル

装置には、1から15の特権レベルがあります。コマンドには、使用できる特権レベルが設定されています。主な特権レベルの説明は以下のとおりです。

特権レベルの概要
特権レベルコマンドモード使用できるコマンドの概要
レベル1 ユーザー実行モード 基本的なシステム設定を確認するための表示コマンド
レベル12 特権実行モード
  • ほとんどの表示コマンド
  • 端末設定の設定コマンド
  • 制限されたシステム管理タスク
  • ほとんどのclearコマンド
補 足

セキュリティー関連の設定コマンドは使用できません。

レベル12 グローバル設定モードおよびサブ設定モード ほとんどの設定コマンド
補 足

セキュリティー関連の設定コマンドは使用できません。

レベル15 特権実行モード すべての設定コマンド
レベル15 グローバル設定モードおよびサブ設定モード すべての設定コマンド

ユーザーアカウントを作成していない場合に、特権レベルにアクセスするためのパスワードを設定するには、enable passwordコマンドを使用します。

注 意

パスワードとして「ap_recovery」は使用できません。

注 意

enable passwordコマンドを設定していない場合は、コンソールポート接続で装置にログインしているときにのみ、パスワードなしで特権レベル15に遷移できます。

参 照

コマンドごとの特権レベルについては、『コマンドリファレンス』を参照してください。

コマンドモードの切り替え

コマンドモードを切り替えるには、下図のような適切なコマンドを使用する必要があります。たとえば、ユーザー実行モードから特権実行モードに遷移するにはenableコマンドを使用します。逆に、特権実行モードからユーザー実行モードに遷移するにはdisableコマンドを使用します。

コマンドモードの遷移

補 足

グローバル設定モードに遷移するセッションは、1つだけにしてください。

ページトップへ