RMONの構成例と設定例
RMONを利用する場合の構成例と設定例を示します。
RMON統計情報/RMON履歴を有効にする場合
RMON統計情報/RMON履歴を有効にする場合の構成例と設定例を示します。
RMON統計情報/RMON履歴を有効にする場合の構成例
- VLAN 1000を作成します。
sw1# configure terminal sw1(config)# vlan 1000 sw1(config-vlan)# exit sw1(config)#
- ポート1/0/1をアクセスポートとして設定し、アクセスポートに[VLAN 1000]を割り当てます。
sw1(config)# interface port 1/0/1 sw1(config-if-port)# switchport access vlan 1000 sw1(config-if-port)# exit sw1(config)#
- VLAN 1000におけるIPアドレスを[10.9.18.1/24]に設定します。
sw1(config)# interface vlan 1000 sw1(config-if-vlan)# ip address 10.9.18.1/24 sw1(config-if-vlan)# exit sw1(config)#
- SNMPエージェントを有効化します。
sw1(config)# snmp-server sw1(config)#
- ポート1/0/2のRMON統計情報を以下のように設定して有効化します。
RMON統計情報ID[65]、所有者名[guest]
sw1(config)# interface port 1/0/2 sw1(config-if-port)# rmon collection stats 65 owner guest sw1(config-if-port)#
- 同様にRMON履歴を以下のように設定して有効化します。
RMON履歴ID[101]、所有者名[guest]、サンプリング間隔[2,000秒]
sw1(config-if-port)# rmon collection history 101 owner guest interval 2000 sw1(config-if-port)# end sw1#
アラームエントリー/イベントエントリーを利用する場合
アラームエントリー/イベントエントリーを利用して、上昇しきい値イベントまたは下降しきい値イベント発生時に、ログ記録(RMON MIBのlogTable)およびSNMPトラップ送信を有効にする場合の構成例と設定例を示します。
アラームエントリー/イベントエントリーを利用する場合の構成例
- VLAN 1000を作成します。
sw1# configure terminal sw1(config)# vlan 1000 sw1(config-vlan)# exit sw1(config)#
- ポート1/0/1をアクセスポートとして設定し、アクセスポートに[VLAN 1000]を割り当てます。
sw1(config)# interface port 1/0/1 sw1(config-if-port)# switchport access vlan 1000 sw1(config-if-port)# exit sw1(config)#
- VLAN 1000におけるIPアドレスを[10.9.18.1/24]に設定します。
sw1(config)# interface vlan 1000 sw1(config-if-vlan)# ip address 10.9.18.1/24 sw1(config-if-vlan)# exit sw1(config)#
- SNMPトラップの送信を有効化します。
sw1(config)# snmp-server enable traps sw1(config)#
- SNMPエージェントを有効化します。
sw1(config)# snmp-server sw1(config)#
- RMON機能のSNMPトラップを有効化します。
sw1(config)# snmp-server enable traps rmon sw1(config)#
- SNMPトラップの宛先を[10.9.18.100]に、SNMPのバージョンを[SNMPv2c]に、SNMPコミュニティーを[public]に設定します。
sw1(config)# snmp-server host 10.9.18.100 version 2c public sw1(config)#
- アラームエントリーを以下のように設定します。
アラームエントリーID[783]、サンプリングOID[1.3.6.1.2.1.2.2.1.14.2](ポート1/0/2で受信したエラーパケットの総数)、サンプリング間隔[30秒]、比較方式[delta方式]、上限値[20]、上昇しきい値イベントのID[1]、下限値[10]、下降しきい値イベントのID[2]、所有者名[Name]
sw1(config)# rmon alarm 783 1.3.6.1.2.1.2.2.1.14.2 30 delta rising-threshold 20 1 falling-threshold 10 2 owner Name sw1(config)#
- イベントエントリーを以下のように設定します。
イベントエントリーID[1]、ログ記録[オン]、SNMPトラップ送信[オン]、SNMPコミュニティー[public]、所有者名[Name]、イベントエントリーの説明[ifInErrors is too much]
イベントエントリーID[2]、ログ記録[オン]、SNMPトラップ送信[オン]、SNMPコミュニティー[public]、所有者名[Name]、イベントエントリーの説明[ifInErrors back to normal]
sw1(config)# rmon event 1 log trap public owner Name description ifInErrors is too much sw1(config)# rmon event 2 log trap public owner Name description ifInErrors back to normal sw1(config)# end sw1#