システムファイルの実施例
システムファイルを利用する場合の実施例を示します。
ファイルリストを表示する場合
ローカルフラッシュのファイルリストを表示する場合の実施例を示します。
その他のファイルシステムのファイルリストを表示する場合は、「c:」(ローカルフラッシュ)を「d:」(外部ストレージ)や「unit2:/c:」(ボックスIDが2の装置のローカルフラッシュ)にするなど、適宜読み替えてください。
現在のディレクトリーを[c:]に移動して、ファイルリストを表示します。
sw1# cd c: sw1# dir
現在のディレクトリーを移動しないで、ファイルリストを表示します。
sw1# dir c:
ファイルをコピーする場合
ローカルフラッシュのfile.txtを、外部ストレージにコピーする場合の実施例を示します。
その他のファイルシステムのファイルをコピーする場合は、以下の表を参考に、適宜コマンドを読み替えてください。
ファイル | 指定方法 |
---|---|
| c:/file.txt |
| d:/file.txt |
スタックメンバー(マスター以外でボックスIDが2)のローカルフラッシュのfile.txt | unit2:/c:/file.txt |
スタックメンバー(マスター以外でボックスIDが2)の外部ストレージのfile.txt | unit2:/d:/file.txt |
- 現在のディレクトリーがローカルフラッシュ[/c:]であることを確認します。
sw1# cd Current directory is /c: sw1#
- [ローカルフラッシュのfile.txt]を、[外部ストレージ]にファイル名[new-file.txt]でコピーします。
sw1# copy flash: flash: Source filename []? file.txt Destination filename []? d:/new-file.txt Copy in progress............................ 100 % sw1#
running-configをコピーする場合
running-configを、スタックメンバー(マスター以外でボックスIDが2)の外部ストレージにコピーする場合の実施例を示します。
その他のファイルシステムのファイルにコピーする場合は、以下の表を参考に、適宜コマンドを読み替えてください。
ファイル | 指定方法 |
---|---|
| c:/master_run.cfg |
| d:/master_run.cfg |
スタックメンバー(マスター以外でボックスIDが2)のローカルフラッシュのmaster_run.cfg | unit2:/c:/master_run.cfg |
スタックメンバー(マスター以外でボックスIDが2)の外部ストレージのmaster_run.cfg | unit2:/d:/master_run.cfg |
running-configを、[スタックメンバー(マスター以外でボックスIDが2)の外部ストレージ]にファイル名[master_run.cfg]でコピーします。
sw1# copy running-config flash: Destination filename []? unit2:/d:/master_run.cfg Saving all configurations to NV-RAM.......... Done. sw1#
ログファイルをTFTPサーバーにコピーする場合
ログファイルを、IPアドレスが192.168.0.200のTFTPサーバーにコピーする場合の実施例を示します。
コピー元としてlogを指定した場合は、コピー先にはTFTPサーバーのみ指定できます。
ログファイルをTFTPサーバーにコピーする場合の構成例
ログファイルを、IPアドレスが[192.168.0.200]のTFTPサーバーに、ファイル名を[log.txt]としてコピーします。
sw1# copy log tftp: Address of remote host []? 192.168.0.200 Destination filename []? log.txt Accessing tftp://192.168.0.200/log.txt... Transmission start... Transmission finished, file length 9595 bytes. sw1#
startup-configをFTPサーバーにコピーする場合
startup-configを、IPアドレスが192.168.0.200のFTPサーバーにコピーする場合の実施例を示します。
startup-configをFTPサーバーにコピーする場合の構成例
startup-configを、IPアドレスが[192.168.0.200]のFTPサーバーに、ファイル名を[config.cfg]としてコピーします。FTPサーバーにコピーする場合はFTPサーバーのユーザーアカウントとパスワードが必要ですが、この例ではユーザーアカウント[apresia-user]とパスワードを入力しています。
sw1# copy startup-config ftp: Address of remote host []? 192.168.0.200 Destination username [Anonymous]? apresia-user Destination password []? ******* TCP port number of remote host [default]? Destination filename []? config.cfg Accessing ftp://192.168.0.200/config.cfg... Transmission start... Transmission finished, file length 2456 bytes. sw1#
TFTPサーバーから構成情報をダウンロードして反映する場合
TFTPサーバーから構成情報をダウンロードしてrunning-configの内容を置き換え、その設定をstartup-configに保存する場合の実施例を示します。
configure replaceコマンドを使用すると、装置の再起動を伴わずにrunning-configの置き換えが発生します。装置の設定が置き換わる際に通信断やループが発生する可能性がありますので、運用中の使用は避けてください。
TFTPサーバーから構成情報をダウンロードする場合の構成例
- IPアドレスが[192.168.0.200]のTFTPサーバーから構成情報[config.cfg]をダウンロードして、running-configの内容を置き換えます。
sw1# configure replace tftp: //192.168.0.200/config.cfg This will apply all necessary additions and deletions to replace the current running configuration with the contents of the specified configuration file, which is assumed to be a complete configuration, not a partial configuration. [y/n]: y Accessing tftp://192.168.0.200/config.cfg... Transmission start... Transmission finished, file length 2456 bytes. Executing script file config.cfg ...... Executing done sw1#
- 現在動作中の設定(running-config)をstartup-configに保存します。
sw1# write memory Destination filename startup-config? [y/n]: y Saving all configurations to NV-RAM.......... Done. sw1#