TFTP/FTP/SFTPの機能説明
SFTPは、NP7000の1.10.02以降、NP2100の1.11.01以降でサポートしています。
startup-config、running-config、システムログ、およびその他のファイルを転送(コピー)できます。たとえば、構成情報をTFTPサーバーからダウンロードして、装置のstartup-configへ上書きコピーしたり、装置のrunning-configをTFTPサーバーへバックアップしたりできます。
TFTPサーバーとのファイル転送(コピー)
ファイルを転送(コピー)するには、copyコマンドを使用します。
コピー元として指定できるファイルは以下のとおりです。
- startup-config
- running-config
- ローカルフラッシュまたは外部ストレージに保存されているファイル
- システムログ
- TFTP/FTP/SFTPサーバーに保存されているファイル
コピー先として指定できるファイル、ファイルシステム、およびサーバーは以下のとおりです。
- startup-config
- running-config
- ローカルフラッシュまたは外部ストレージ
- TFTP/FTP/SFTPサーバー
TFTP/FTP/SFTPで実施できる主な操作を以下に示します。
- ファイルシステム内のファイルを、別のファイルにコピーする
- startup-configまたはrunning-configをバックアップする(ファイルシステム内のファイルにコピーする、またはTFTP/FTP/SFTPサーバーにアップロードする)
- startup-configまたはrunning-configを、TFTP/FTP/SFTPサーバーからダウンロードする
- ブートイメージファイルを、TFTP/FTP/SFTPサーバーからダウンロードする
- システムログを、TFTP/SFTPサーバーにアップロードする
SFTPのIPv6アドレスでの使用は未サポートです。SFTPはIPv4アドレスで使用してください。
SIZEコマンド(RFC 3659規格)に対応するFTPサーバーのみ指定できます。
copy {tftp: | ftp: | sftp:} startup-configコマンドは、指定した構成情報のスタック設定を含めてコピーします。そのため、スタック構成の装置に対しては実行しないでください。
コピー先としてstartup-configを指定した場合は、コピー元ファイルが保存されている場所によって動作が異なります。ローカルフラッシュまたは外部ストレージに保存されているファイルをコピー元に指定したときは、boot configコマンドで設定したファイル名がコピー元ファイル名に変更されます。一方、その他の場所に保存されているファイルをコピー元に指定したときは、boot configコマンドで設定したファイルの内容が上書きされます。
コピー先としてrunning-configを指定した場合は、現在動作中の設定(running-config)に、コピー元に指定した構成情報ファイルの内容が流し込みされます。そのため、上書き可能な設定は上書きされますが、上書き不可の設定は設定されません。
コピー元としてlogを指定した場合は、コピー先にはTFTP/SFTPサーバーのみ指定できます。
ダウンロードしたブートイメージファイルを次回起動時に使用する場合は、boot imageコマンドで指定してください。