ネットワーク管理ソフトウェア 統合プラットフォームソフトウェア
AN-ManagerStation
希望小売価格:¥300,000(税別) ※
- ※
- 登録ノード数が5台までの場合は、無償でお使いいただけます。別途ライセンスキーを投入することで、管理データ等の再構築をすることなく、無償版から有償版に変更が可能です。
- 管理対象ノード数 1~5台まで:無償
- 6台以上:有償(別途製品版のライセンスキーが必要)
ネットワークを構成する機器に対して、管理対象機器をグループ分けし、階層的な画面を用いた構成管理、障害情報の一元管理が可能。IPアドレスを持つ任意のネットワーク機器を管理対象とすることが可能。
プロビジョニング機能を搭載し、APRESIAシリーズまたは他社製の機種に対し任意のCLIコマンドを抽象化されたシナリオとして登録実行可能(API経由でのシナリオ実行も可能)。
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特長 | 概要 |
---|---|
マルチベンダー機器のインベントリ管理 | IPアドレスを持つ任意のネットワーク機器を管理可能。 管理対象機器をグループ分けし、タグを付けたり階層的に管理することが可能。また、SNMPに対応する機種は、機種名やMACアドレス、SNMP基本情報(sysObjectId、sysName、sysDescr等)の詳細情報を管理可能。 なお、機器は3000台まで登録が可能で、IPアドレスの範囲を指定してのサーチ登録、CSVファイルのインポート/エクスポートによる一括登録や変更を行うことが可能。 |
機器の死活監視 | 機器に対してPingまたはSNMPによる定期的な通信を行い、機器稼働状態を監視することができ、確認の結果はログに保存され、後から参照可能。また、通信障害発生時や復旧時に、自動的にアクションを実行可能。 |
機器のポート監視 | SNMPに対応する管理対象機器と定期的な通信を行い、機器のポート状態を監視することができ、ポートの状態はログに保存され、後から参照可能。 ポートダウン時や復旧時に、自動的にアクションを実行可能。また、ポートのEnable/Disable設定が可能。 |
Trap/Syslog受信 | 機器が送信するTrap/Syslogを受信し、機器毎・グループ毎にリアルタイム表示。受信Trap/Syslogの内容(TrapについてはVariableの内容)や機器に設定されたタグ*1に応じて、表示メッセージや重要度のカスタマイズ、及び自動的にアクションを実行可能。なお、受信可能なTrapのバージョンはSNMPv1、SNMPv2cです。SNMPv3は受信できません。 |
障害情報の一元表示 | 機器の死活監視結果及び受信Trap/Syslogをモニタリング画面にて一元表示。障害区分(死活/Trap/Syslog)や重要度、メッセージ等でのフィルタリングや確認済み項目について確認フラグ、コメントを設定可能。ダッシュボードから死活監視及びアラーム発生件数、パフォーマンス監視の正常/異常件数やログとしてデータベースに保存されているアラームの総数を視覚的に確認可能。 |
計画障害 | 機器に対して計画障害設定(手動またはタイマーによる自動設定)を行うことで、各種アラームの重要度をinformation(アラーム色:無色)に変更したり、アクションの実行を抑止可能。 |
機器の詳細情報表示(デバイスビューア) | 機器フロントパネルイメージ及び詳細情報(システム情報、ポート一覧(リンク/ループ検知状態、SFPモジュールのシリアル番号、スタック情報、VLAN情報*2等)を表示し、ループ等の障害発生箇所を視覚的に確認可能。ポート一覧情報についてはCSV形式でレポート出力することも可能。また、任意のポートのEnable/Disable設定*3や状態表示を無効化可能(常にクリーム色)。 ポート一覧情報についてはCSV形式でのレポート出力が可能。URL呼び出しを行うことでデバイスビューアを直接起動可能。 |
プロビジョニング | 機器に対して任意のCLIコマンドを実行可能。実行するCLIコマンドを抽象化されたシナリオとして登録、タグ付けによるグループ管理を行うことで、複数台の機種が異なる機器に対してCLIコマンドの内容を意識することなく実行可能。また、タイマー設定を行うことで任意の時間にシナリオを自動実行することも可能。なお、CLIプロトコルは、TelnetとSSH2に対応。また、シナリオの実行結果に応じてアラームを発生させ、あらかじめ登録したアクションを自動的に実行可能。 |
機器コンフィグの履歴、差分管理 | バックアップした機器コンフィグ情報を履歴管理し、前回バックアップ時との差分有無を確認可能。差分内容の比較表示や、アラームを発生させてあらかじめ登録したアクションを自動的に実行可能 *4。 |
TFTPサーバー | TFTPサーバーを搭載。プロビジョニングによる機器へのファームウェアダウンロードやコンフィグバックアップ等で利用可能。 |
パフォーマンス監視 | 機器に対して任意のMIB情報(MIBツリーから選択可能)やポート帯域使用率(%)を定期的に取得/保存しグラフ表示可能(最大5項目までを重ね合わせ、縦軸の単位変換(キロ/メガ/ギガ)が可能)。閾値を設定することで異常や回復のアラームを発生させ、あらかじめ登録したアクションを自動的に実行可能。ピンポイントグラフで、短い周期でのリアルタイムグラフの表示も可能。 |
端末トラッキング | 管理対象機器のARP/FDB情報を定期的に収集し、ネットワークに接続される端末情報(IPアドレス、MACアドレス、ベンダー、接続されるスイッチ及びポート等)を可視化。端末のIPアドレスやMACアドレスをもとに接続情報の検索も可能。 |
アクションの実行 | 各種アラームを契機にしたアクションの自動実行が可能。運用形態にあわせて、障害の通知やログの自動取得等の自動化可能。
|
REST APIによる外部連携 | オーケストレーター等の外部システムとの連携用インターフェースとしてREST APIを搭載。REST APIのPOST指令の内容に従い、プロビジョニング機能で作成したシナリオを実行可能。 |
アプリケーションの連携起動 | 選択機器に対してWeb管理ページ(httpまたはhttps)、Telnetクライアントを起動可能 *5。 |
機種の管理 | SNMP通信が可能な他社製機種は、機種設定(機種名とsysObjectId)を行うことにより、機種名を自動的に判別したり、ifIndex値を理解しやすい文字列に翻訳*6した情報を付加して表示可能。なお、APRESIAシリーズ、XGMC/GMCシリーズについては、本ソフトウェアリリース時点における対応機種の機種設定が予め組み込まれています。 |
MIB定義ファイルのインポート | MIB定義ファイル(ASN.1形式)をインポート可能 *7。Trapに含まれるVariableの内容(MIB値やObjectId値)をMIB定義ファイルの内容に変換して表示可能。MIB定義ファイルに記述されるTrapに関する内容をTrap設定にインポート可能。 なお、APRESIAシリーズについては、本ソフトウェアリリース時点における対応機種のTrap定義ファイルが予め組み込まれています。 |
Trap定義ファイルのインポート、エクスポート | Trap定義ファイル(本ソフトウェア専用FMT形式)をインポートすることが可能です。また、設定したTrapの内容を専用FMT形式、またはCSV形式でエクスポートすることが可能。なお、APRESIAシリーズについては、本ソフトウェアリリース時点における対応機種のTrap定義ファイルが予め組み込まれています。 |
Client-Serverシステム | Client-Server方式のシステムにより、不特定端末のWebブラウザー(HTML5対応)上で操作可能。TLS通信によりセキュアなHTTP接続環境で利用可能。 |
操作ログ | 本ソフトウェアを使用した内容を操作ログとして保存。クライアントIPアドレスやログインユーザー名、操作内容等を把握可能。 |
データレポート | 管理対象機器の登録情報や監視状態、アラームの発生状態(フォルダ単位、重要度/種類別等)をデータレポートとして可視化することができ、PDFファイルに出力可能。 |
無償版の提供 | 登録ノード数が5台までは無償で利用可能。別途ライセンスキー投入により、管理データ等の再構築なしに有償版に変更可能。 |
- *1
- Trapのみ機器に設定されたタグに応じたカスタマイズが可能です。Syslogは対象外です。
- *2
- ApresiaNPシリーズ、ApresiaLight GM200シリーズ、Apresia(AEOS7/8)シリーズでVLAN情報の表示が可能です。
- *3
- 他社製機器においても対応するMIB(ifAdminStatus)の設定をサポートしていれば利用可能です。
- *4
- 他社製機器の場合、TFTPによるコンフィグのバックアップコマンドをサポート、かつ、バックアップされる内容がテキスト形式である必要があります。
- *5
- クライアントPC上でTelnet Clientの有効化、またはTeraTermをインストールしておく必要があります。
- *6
- 他社製機器の機種単位でifIndex翻訳ファイルを作成する必要があります。
- *7
- 他社製機器のMIB定義ファイルについては、記載書式の差異により正しくインポートできない場合があります。
ライセンス型式 ※ | 管理対象台数 | ライセンス | 機能制限 |
---|---|---|---|
AN-ManagerStation-FREE | 5台 | 無償 | 管理対象台数のみ |
AN-ManagerStation | 3,000台 | 有償 | なし |
- ※
- 登録ノード数が5台までの場合は無償でお使いいただけます。別途ライセンスキーを投入することで、管理データ等の再構築をすることなく、無償版から有償版に変更が可能です。
機能概要図
ネットワークを構成する管理対象機器をエリア・建屋・フロアなどで自由にグルーピングし、ファイルを管理するイメージの階層的な画面を用いて「今、どこで、何が起きてる?」を手軽に管理可能。
IPアドレスを持つ機器であれば、ベンダーを問わずに最大3,000台まで管理対象とでき、より安価にネットワークの運用管理を実現。
対応機種
本ソフトウェアで管理可能な機種
対応機種 |
---|
SNMP対応機種 ※ |
- ※
- SNMPにより機種を判別できる機種は、当社製管理機能付きネットワーク機種のうちサポート期間が有効な機種に限られます。
管理対象機種に応じた管理可能項目
管理可能機種 | 管理可能項目 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ステータス監視 | ポート監視 | Trap受信 | Syslog受信 | デバイスビューア | パフォーマンス監視 | プロビジョニング | ||
ping | SNMP | |||||||
SNMP対応機種 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
SNMP非対応機種 | ○ | — | — | — | ○ ※ | — | — | — |
- ※
- Syslog送信機能をサポートする機種に限られます。
動作環境
本ソフトウェアを動作させるためのサーバーPCおよびクライアントPCは、以下の環境が必要です。
PC | OS | 環境 |
---|---|---|
サーバーPC *1 | Red Hat Enterprise Linux 7.x *2 Red Hat Enterprise Linux 8.x *3 CentOS 7.x *2 Amazon Linux 2 *4 |
|
Windows Server 2016 Windows Server 2019 Windows 10 Pro(x64) Windows10 Home(x64) Windows10 IoT Enterprise(x64) Windows11 Pro Windows11 Home |
|
|
クライアントPC | Windows系OS *5 | 画面解像度1280×1024以上(推奨 1920×1080) Google Chrome *7 Firefox *8 |
- *1
- 仮想環境上にサーバーを構築する場合も必要環境の条件が適用されます。
環境に依存する固有の設定等は、十分な検証を実施してください。
なお、Linux系OSにおいてはVMware vSphere ESXi Ver. 6.0.0、7.0.0での動作を確認済み。 - *2
- 7.7での動作を確認済み
- *3
- 8.2、8.4での動作を確認済み
- *4
- Amazon Linux 2 と管理対象機器の間にIPリーチャビリティがあることが前提です。
- *5
- Windows 10 Pro(x64) 、Windows11 Proで動作確認済み
- *6
- データの読み書きが高速に行えるSSD(Solid State Drive)の利用を推奨します。
- *7
- Google Chromeは以下で動作確認済み
80.0.3987.xxx、81.0.4044.xxx、83.0.4103.xxx、84.0.4147.xxx、86.0.4240.xxx、87.0.4280.xxx、
88.0.4324、89.0.4389.xxx、90.0.4430.xxx、91.0.4472.xxx、92.0.4515.xxx、95.0.4638.xxx、96.0.4664.xxx、
97.0.4692.xxx、98.0.4758.xxx、101.0.4951.xxx、102.0.5005.xxx - *8
- Firefoxは以下で動作確認済み
94.0.x、96.0.x、97.0.x、100.0.x
- ※
- 本ソフトウェアは管理対象機器とSNMPv1及びSNMPv2c、Syslog(514/udp)、TFTP(69/udp)、Telnet(23/tcp)またはSSH2(22/tcp)による通信を行います。なお、Telnet/SSH2による通信については、管理対象機器ごとに1-65535/tcpの範囲でポート番号を変更することが可能です。
また、REST APIにおける通信プロトコルは、HTTPバージョン1.1をサポートしています。
プロビジョニング機能の利用可否
本ソフトウェアでプロビジョニング機能を利用可能な機種
区分 | 機種 | プロビジョニング機能利用可否 |
---|---|---|
企業・DC向けAPRESIA | Apresia(AEOS7/8)シリーズ | ○ |
ApresiaNPシリーズ | ○ | |
ApresiaLight FM/GMシリーズ | ○ | |
ApresiaLight GM200シリーズ | ○ | |
ApresiaLight GSシリーズ | ○ | |
ApresiaLight MCシリーズ | ○ | |
サービスプロバイダ向けAPRESIA | Apresia(AMIOS)シリーズ | — *1 |
光伝送装置 | XGMC/GMCシリーズ | ○ |
他社製機器 | 任意の他社製機種 | ○ *2 |
- *1
- ライセンス型式:AN-ManagerStation-Cが必要となります。
- *2
- 他社製機種を対象とする場合、TelnetまたはSSH2に対応していることが前提となり、コマンドプロンプトの文字列など、コマンドラインから機器を設定・操作するための機器特有のコマンドラインルールの設定が必要になります。また、他社製機種のTelnet/SSH2の実装仕様によっては、プロビジョニング機能が正しく利用できない場合があります。
メール送信アクション
本ソフトウェアのメール送信アクションでは下表の設定が可能です。メール送信アクションを利用する場合は、本設定が利用できるSMTPサーバーが必要です。
項目 | 内容 |
---|---|
サーバー | SMTPサーバー |
セキュア接続 | なし/SMTPS/STARTTLS (デフォルト:なし) |
サーバー通信ポート | 0-65535 (デフォルト:25) |
SMTP認証 | 認証する/認証しない (デフォルト:認証しない) |
SMTP認証方式 | LOGIN/PLAIN/CRAM-MD5/DIGEST-MD5 (デフォルト:PLAIN) |
デバイスビューアの利用可否
本ソフトウェアでデバイスビューアを利用可能な機種
区分 | 機種 | デバイスビューア利用可否 |
---|---|---|
企業・DC向けAPRESIA | Apresia(AEOS7/8)シリーズ | ○ |
ApresiaNPシリーズ | ○ | |
ApresiaLight FM/GMシリーズ | ○ | |
ApresiaLight GM200シリーズ | ○ | |
ApresiaLight GSシリーズ | ○ | |
ApresiaLight MCシリーズ | ○ | |
サービスプロバイダ向けAPRESIA | Apresia(AMIOS)シリーズ | — |
光伝送装置 | XGMC/GMCシリーズ | — |
他社製機器 *1 | 任意の他社製機種 | ○ *2 |
- *1
- 当社製機器であっても未対応の場合は、他社製機器と同様の動作となります。
- *2
- 他社製機器の場合は、灰色の汎用的なフロントパネルイメージでの表示となり、実際の状態とは異なって表示されます。また、全てのポート情報(全てのifIndex数)が表示されますので、機器の構成によっては、情報取得に時間がかかる場合があります。なお、表示するポート情報の範囲を制御することも可能です。
端末トラッキング機能の利用可否
本ソフトウェアで端末トラッキング機能を利用可能な機種
本機能はFDB取得が可能な「区分:企業・DC向けAPRESIA」の機種に接続される端末情報を可視化するものです。ARP取得によって得られた情報は、端末情報を補完(IPアドレス表示)するために利用されます。
区分 | 機種 | ARP取得 | FDB取得 |
---|---|---|---|
企業・DC向けAPRESIA | Apresia(AEOS7/8)シリーズ | ○ *1 | ○ *1 |
ApresiaNPシリーズ | ○ *1 | ○ *1 | |
ApresiaLight FM/GMシリーズ | ○ | ○ *1 | |
ApresiaLight GM200シリーズ | ○ | ○ *1 | |
ApresiaLight GSシリーズ | ○ | ○ | |
ApresiaLight MCシリーズ | ○ | ○ *1 | |
サービスプロバイダ向けAPRESIA | Apresia(AMIOS)シリーズ | — | — |
光伝送装置 | XGMC/GMCシリーズ | — | — |
他社製機器 | 任意の他社製機種 | ○ *2 | — |
- *1
- Telnet/SSHによってARP/FDBの取得を行います。その他の機種・項目はSNMPによってARP(ipNetToMediaPhysAddress)/FDB(dot1dTpFdbPort)の取得を行います。
- *2
- SNMPによってARP(ipNetToMediaPhysAddress)の取得を行います。機種の実装仕様によってはARP取得が正しく行えない場合があります。