第4編
レイヤー2

ループ検知の構成例と設定例

ループ検知を利用する場合の構成例と設定例を示します。

ポートベースモードのループ検知を使用する場合

装置の2つのポートに対して、ポートベースモードのループ検知機能を有効にする場合の構成例と設定例を示します。

ポートベースモードのループ検知を使用する場合の構成例

  • 装置のループ検知機能を有効にします。
    sw1# configure terminal
    sw1(config)# loop-detection global enable
    sw1(config)#
  • ポート1/0/1およびポート1/0/2で、ループ検知機能を有効にします。
    sw1(config)# interface range port 1/0/1,1/0/2
    sw1(config-if-port-range)# loop-detection enable
    sw1(config-if-port-range)# end
    sw1#

VLANベースモードのループ検知を使用する場合

装置を3台設置し、2つのポートをVLAN 1からVLAN 1000のタグ付きメンバーとして設定し、VLANベースモードのループ検知機能を有効にする場合の構成例と設定例を示します。

VLANベースモードのループ検知を使用する場合の構成例

  • VLAN 2からVLAN 1000を作成します。
    sw1# configure terminal
    sw1(config)# vlan 2-1000
    sw1(config-vlan)# exit
    sw1(config)#
  • ポート1/0/1およびポート1/0/2をトランクポートとして設定し、トランクポートに[VLAN 1からVLAN 1000]を割り当てます。
    sw1(config)# interface range port 1/0/1,1/0/2
    sw1(config-if-port-range)# switchport mode trunk
    sw1(config-if-port-range)# switchport trunk allowed vlan 1-1000
    sw1(config-if-port-range)# exit
    sw1(config)#
  • 装置のループ検知機能を有効にします。
    sw1(config)# loop-detection global enable
    sw1(config)#
  • ループ検知機能の動作モードをVLANベースモードに設定し、[VLAN 1からVLAN 1000]のループ検知を有効にします。
    sw1(config)# loop-detection mode vlan-based
    sw1(config)# loop-detection vlan 1-1000
    sw1(config)#
  • ポート1/0/1およびポート1/0/2で、ループ検知機能を有効にします。
    sw1(config)# interface range port 1/0/1,1/0/2
    sw1(config-if-port-range)# loop-detection enable
    sw1(config-if-port-range)# end
    sw1#

ループを検知した際にブザーで通知する場合

装置の2つのポートに対して、ポートベースモードのループ検知機能を有効にし、ループを検知した際にブザーで通知する場合の構成例と設定例を示します。

注 意

NP7000、NP5000、およびNP4000では、ブザーを使用できません。

ループを検知した際にブザーで通知する場合の構成例

  • 装置のループ検知機能を有効にします。
    sw1# configure terminal
    sw1(config)# loop-detection global enable
    sw1(config)#
  • ポート1/0/1およびポート1/0/2で、ループ検知機能を有効にします。
    sw1(config)# interface range port 1/0/1,1/0/2
    sw1(config-if-port-range)# loop-detection enable
    sw1(config-if-port-range)# exit
    sw1(config)#
  • ブザーのグローバル設定を有効にします。
    sw1(config)# alarm buzzer global enable
    sw1(config)#
  • ポート1/0/1およびポート1/0/2で、ループ検知機能によるブザーでの通知を有効にします。

    causeパラメーターを指定しない場合は、ループ検知機能による通知のみ有効になります。

    sw1(config)# interface range port 1/0/1,1/0/2
    sw1(config-if-port-range)# alarm buzzer state enable
    sw1(config-if-port-range)# end
    sw1#

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