ループ検知の構成例と設定例
ループ検知を利用する場合の構成例と設定例を示します。
ポートベースモードのループ検知を使用する場合
装置の2つのポートに対して、ポートベースモードのループ検知機能を有効にする場合の構成例と設定例を示します。
ポートベースモードのループ検知を使用する場合の構成例
- 装置のループ検知機能を有効にします。
sw1# configure terminal sw1(config)# loop-detection global enable sw1(config)#
- ポート1/0/1およびポート1/0/2で、ループ検知機能を有効にします。
sw1(config)# interface range port 1/0/1,1/0/2 sw1(config-if-port-range)# loop-detection enable sw1(config-if-port-range)# end sw1#
VLANベースモードのループ検知を使用する場合
装置を3台設置し、2つのポートをVLAN 1からVLAN 1000のタグ付きメンバーとして設定し、VLANベースモードのループ検知機能を有効にする場合の構成例と設定例を示します。
VLANベースモードのループ検知を使用する場合の構成例
- VLAN 2からVLAN 1000を作成します。
sw1# configure terminal sw1(config)# vlan 2-1000 sw1(config-vlan)# exit sw1(config)#
- ポート1/0/1およびポート1/0/2をトランクポートとして設定し、トランクポートに[VLAN 1からVLAN 1000]を割り当てます。
sw1(config)# interface range port 1/0/1,1/0/2 sw1(config-if-port-range)# switchport mode trunk sw1(config-if-port-range)# switchport trunk allowed vlan 1-1000 sw1(config-if-port-range)# exit sw1(config)#
- 装置のループ検知機能を有効にします。
sw1(config)# loop-detection global enable sw1(config)#
- ループ検知機能の動作モードをVLANベースモードに設定し、[VLAN 1からVLAN 1000]のループ検知を有効にします。
sw1(config)# loop-detection mode vlan-based sw1(config)# loop-detection vlan 1-1000 sw1(config)#
- ポート1/0/1およびポート1/0/2で、ループ検知機能を有効にします。
sw1(config)# interface range port 1/0/1,1/0/2 sw1(config-if-port-range)# loop-detection enable sw1(config-if-port-range)# end sw1#
ループを検知した際にブザーで通知する場合
装置の2つのポートに対して、ポートベースモードのループ検知機能を有効にし、ループを検知した際にブザーで通知する場合の構成例と設定例を示します。
注 意
NP7000、NP5000、およびNP4000では、ブザーを使用できません。
ループを検知した際にブザーで通知する場合の構成例
- 装置のループ検知機能を有効にします。
sw1# configure terminal sw1(config)# loop-detection global enable sw1(config)#
- ポート1/0/1およびポート1/0/2で、ループ検知機能を有効にします。
sw1(config)# interface range port 1/0/1,1/0/2 sw1(config-if-port-range)# loop-detection enable sw1(config-if-port-range)# exit sw1(config)#
- ブザーのグローバル設定を有効にします。
sw1(config)# alarm buzzer global enable sw1(config)#
- ポート1/0/1およびポート1/0/2で、ループ検知機能によるブザーでの通知を有効にします。
causeパラメーターを指定しない場合は、ループ検知機能による通知のみ有効になります。
sw1(config)# interface range port 1/0/1,1/0/2 sw1(config-if-port-range)# alarm buzzer state enable sw1(config-if-port-range)# end sw1#