スパニングツリーの状態確認
スパニングツリーの状態を表示して確認する方法を説明します。
インターフェースの設定情報の表示
show spanning-tree configuration interfaceコマンドで、インターフェースのスパニングツリープロトコル設定情報を確認できます。
ポート1/0/1を指定した場合の表示例を以下に示します。
# show spanning-tree configuration interface port 1/0/1 Port1/0/1 ...(1) Spanning tree state : Enabled ...(2) Port path cost: 0 ...(3) Port priority: 128 ...(4) Port Identifier: 128.1 ...(5) Link type: auto ...(6) Port fast: auto ...(7) Hello time: 2 seconds ...(8) Guard root: Disabled ...(9) TCN filter : Disabled ...(10) Bpdu forward: Disabled ...(11)
各項目の説明は、以下のとおりです。
項番 | 説明 |
---|---|
(1) | ポート番号またはポートチャネル番号を表示します。 |
(2) | ポートのスパニングツリープロトコルの有効(Enabled)/無効(Disabled)を表示します。 |
(3) | ポートのパスコストを表示します。 |
(4) | ポート優先度を表示します。 |
(5) | ポートID(ポート優先度+ポート番号(ifindex))を表示します。 |
(6) |
ポートのリンクタイプの設定を表示します。デフォルトの自動判別設定の場合、全二重ポートはポイントツーポイントリンク、半二重ポートはシェアードリンクと判別されます。 auto:自動判別設定 p2p:手動設定(ポイントツーポイントリンク) shared:手動設定(シェアードリンク) |
(7) |
Port Fastモードの設定を表示します。 auto:ネットワークポート edge:エッジポート none-edge:無効ポート |
(8) | MSTPで使用するポートごとのハロータイムを表示します。動作モードがMSTPの場合のみ表示されます。 |
(9) | ルートガードの有効(Enabled)/無効(Disabled)を表示します。 |
(10) | トポロジー変更通知(TCN)のフィルタリング機能の有効(Enabled)/無効(Disabled)を表示します。 |
(11) | BPDUのソフトウェア転送の有効(Enabled)/無効(Disabled)を表示します。 |
STP、RSTPの動作状況の表示
show spanning-treeコマンドで、STP、RSTPの動作状況を確認できます。
RSTPが有効な場合の表示例を以下に示します。
# show spanning-tree Spanning Tree: Enabled ...(1) Protocol Mode: RSTP ...(2) Tx-hold-count: 6 ...(3) NNI BPDU Address: dot1d(01-80-C2-00-00-00) ...(4) Root ID Priority: 4096 ...(5) Address: 00-40-66-45-A0-0C ...(6) (7) (8) (9) Hello Time: 2 sec, Max Age: 20 sec, Forward Delay: 15 sec Bridge ID Priority: 4096 (priority 4096 sys-id-ext 0) ...(10) Address: 00-40-66-A8-C9-A5 ...(11) (12) (13) (14) Hello Time: 2 sec, Max Age: 20 sec, Forward Delay: 15 sec, Topology Changes Count: 1 ...(15) (20) (21) (16) (17) (18) (19) Priority Link (22) Interface Role State Cost .Port# Type Edge --------- ---- ----- ---- ------- ----- ---- Port1/0/2 root forwarding 2000 128.2 p2p non-edge Port1/0/8 designated forwarding 20000 128.8 p2p edge Port1/0/17 designated forwarding 20000 128.17 p2p edge
各項目の説明は、以下のとおりです。
項番 | 説明 |
---|---|
(1) | STPまたはRSTPの有効(Enabled)/無効(Disabled)を表示します。 |
(2) |
スパニングツリープロトコルを表示します。 RSTP:ラピッドスパニングツリープロトコル STP compatible:スパニングツリープロトコル |
(3) | 転送保留カウント値を表示します。 |
(4) | BPDUの宛先MACアドレスを表示します。 |
(5) | ルートブリッジの優先度を表示します。 |
(6) | ルートブリッジのMACアドレスを表示します。 |
(7) | ルートブリッジのハロータイムを表示します。 |
(8) | ルートブリッジの最大エージタイムを表示します。 |
(9) | ルートブリッジのフォワードディレイタイムを表示します。 |
(10) | 自装置の優先度を表示します。 |
(11) | 自装置のMACアドレスを表示します。 |
(12) | 自装置のハロータイムを表示します。 |
(13) | 自装置の最大エージタイムを表示します。 |
(14) | 自装置のフォワードディレイタイムを表示します。 |
(15) | スパニングツリープロトコルのトポロジーが変更された回数を表示します。 |
(16) | ポート番号またはポートチャネル番号を表示します。 |
(17) |
ポートの役割を表示します。 root:ルートポート designated:指定ポート alternate:代替ポート backup:バックアップポート disabled:無効ポート |
(18) |
ポートのステータスを表示します。 forwarding:フォワーディング状態 blocking:ブロッキング状態(ディスカーディング状態) learning:ラーニング状態 disabled:無効状態 |
(19) | ポートのパスコストを表示します。 |
(20) | ポートID(ポート優先度+ポート番号(ifindex))を表示します。 |
(21) |
ポートのリンクタイプの動作状況を表示します。 p2p:ポイントツーポイントリンク shared:シェアードリンク |
(22) |
Port Fastモードの動作状況を表示します。 edge:エッジポート non-edge:無効ポート |
MSTPの設定情報の表示
show spanning-tree mst configurationコマンドで、MSTPの設定情報を確認できます。
show spanning-tree mst configurationコマンドでMSTPインスタンスに割り当てられたVLANを確認できます。
表示例を以下に示します。
# show spanning-tree mst configuration Name : TEST ...(1) (2) (3) Revision : 1,Instances configured: 2 (4) (5) Instance Vlans -------- ---------------------------------------------------------------- 0 1-9,20-4094 1 10-19
各項目の説明は、以下のとおりです。
項番 | 説明 |
---|---|
(1) | リージョン名を表示します。 |
(2) | リビジョン番号を表示します。 |
(3) | MSTPインスタンス数を表示します。 |
(4) | MSTPインスタンス番号を表示します。 |
(5) | MSTPインスタンスに割り当てられているVLANを表示します。 |
show spanning-tree mst configuration digestコマンドでMSTPリージョンのMD5ダイジェストを確認できます。
表示例を以下に示します。
# show spanning-tree mst configuration digest Name : TEST ...(1) (2) (3) Revision : 1,Instances configured: 2 Digest : 8D0D3583ABF2D8F6F4CD1141B77F53D7 ...(4)
各項目の説明は、以下のとおりです。
項番 | 説明 |
---|---|
(1) | リージョン名を表示します。 |
(2) | リビジョン番号を表示します。 |
(3) | MSTPインスタンス数を表示します。 |
(4) | MSTPリージョンのMD5ダイジェストを表示します。 |
MSTPの動作状況の表示
MSTPの動作状況を確認できます。
show spanning-tree mstコマンドでMSTPの動作状況を確認できます。instanceパラメーターを指定した場合は、指定したインスタンスの動作状況だけを確認できます。
表示例を以下に示します。
# show spanning-tree mst (1) (2) Spanning tree: Enabled,protocol: MSTP NNI BPDU Address: dot1d(01-80-C2-00-00-00) ...(3) Number of MST instances: 2 ...(4) (5) (6) >>>>MST00 vlans mapped : 1-9,20-4094 (7) (8) Bridge Address: 00-40-66-A8-CC-36, Priority: 32768 (32768 sysid 0) (9) (10) Designated Root Address: 00-40-66-B4-96-B5, Priority: 4096 (4096 sysid 0) CIST External Root Cost : 0 ...(11) (12) (13) Regional Root Bridge Address: 00-40-66-B4-96-B5, Priority: 4096 (4096 sysid 0) CIST Internal Root Cost : 20000 ...(14) (15) (16) Designated Bridge Address: 00-40-66-B4-96-B5, Priority: 4096 (4096 sysid 0) Topology Changes Count: 4 ...(17) (18) (19) (20) (21) (22) (23) (24) Priority Link Interface Role State Cost .Port# Type Edge --------------- ---------- ---------- --------- -------- ------ -------- Port1/0/1 designated forwarding 20000 128.1 p2p edge Port1/0/2 designated forwarding 20000 128.2 p2p edge Port1/0/12 root forwarding 20000 128.12 p2p non-edge >>>>MST01 vlans mapped : 10-19 Bridge Address: 00-40-66-A8-CC-36, Priority: 32769 (32768 sysid 1) (25) (26) Regional Root Address: 00-40-66-B4-96-B5, Priority: 8193 (8192 sysid 1) MSTI Internal Root Cost : 20000 ...(27) Designated Bridge Address: 00-40-66-B4-96-B5, Priority: 8193 (8192 sysid 1) Topology Changes Count: 4 Priority Link Interface Role State Cost .Port# Type Edge --------------- ---------- ---------- --------- -------- ------ -------- Port1/0/1 designated forwarding 20000 128.1 p2p edge Port1/0/2 disabled disabled 20000 128.2 p2p edge Port1/0/12 root forwarding 20000 128.12 p2p non-edge
各項目の説明は、以下のとおりです。
項番 | 説明 |
---|---|
(1) | MSTPの有効(Enabled)/無効(Disabled)を表示します。 |
(2) | スパニングツリープロトコルを表示します。 |
(3) | BPDUの宛先MACアドレスを表示します。 |
(4) | MSTPインスタンス数を表示します。 |
(5) | MSTPインスタンス番号を表示します。 |
(6) | MSTPインスタンスに割り当てられているVLANを表示します。 |
(7) | 自装置のMACアドレスを表示します。 |
(8) | 自装置の優先度(ブリッジ優先度、sysid:MSTPインスタンス番号)を表示します。 |
(9) | CISTルートのMACアドレスを表示します。 |
(10) | CISTルートの優先度(ブリッジ優先度、sysid:MSTPインスタンス番号)を表示します。 |
(11) | CIST外部ルートパスコストを表示します。 |
(12) | CISTリージョナルルートのMACアドレスを表示します。 |
(13) | CISTリージョナルルートの優先度(ブリッジ優先度、sysid:MSTPインスタンス番号)を表示します。 |
(14) | CIST内部ルートパスコストを表示します。 |
(15) | ルートポートで受信したBPUDの送信元装置のMACアドレスを表示します。自装置がルートブリッジの場合は自装置のMACアドレスを表示します。 |
(16) | ルートポートで受信したBPDUの送信元装置の優先度(ブリッジ優先度、sysid:MSTPインスタンス番号)を表示します。自装置がルートブリッジの場合は自装置の優先度を表示します。 |
(17) | スパニングツリープロトコルのトポロジーが変更された回数を表示します。 |
(18) | ポート番号またはポートチャネル番号を表示します。 |
(19) |
ポートの役割を表示します。 root:ルートポート designated:指定ポート alternate:代替ポート backup:バックアップポート disabled:無効ポート master:MSTIマスターポート |
(20) |
ポートのステータスを表示します。 forwarding:フォワーディング状態 blocking:ブロッキング状態(ディスカーディング状態) learning:ラーニング状態 disabled:無効状態 |
(21) | ポートのパスコストを表示します。 |
(22) | ポートID(ポート優先度+ポート番号(ifindex))を表示します。 |
(23) |
ポートのリンクタイプの動作状況を表示します。 p2p:ポイントツーポイントリンク shared:シェアードリンク |
(24) |
Port Fastモードの動作状況を表示します。 edge:エッジポート non-edge:無効ポート |
(25) | MSTIリージョナルルートのMACアドレスを表示します。 |
(26) | MSTIリージョナルルートの優先度(ブリッジ優先度、sysid:MSTPインスタンス番号)を表示します。 |
(27) | MSTIリージョナルルートまでのパスコストを表示します。 |
show spanning-tree mst interface detailコマンドでインターフェースのMSTP詳細情報を確認できます。
ポート1/0/12を指定した場合の表示例を以下に示します。
# show spanning-tree mst interface port 1/0/12 detail Port1/0/12 ...(1) (2) (3) Configured link type: auto, operation status: point-to-point (4) (5) Configured fast-forwarding: auto, operation status: non-edge Bpdu statistic counter: sent: 29, received: 408 ...(6) (7) (8) >>>>MST instance: 00, vlans mapped : 1-9,20-4094 Port state: forwarding ...(9) Port role: root ...(10) (11) (12) (13) Port info : port ID 128.12, priority: 128, cost: 20000 (14) (15) Designated root address: 00-40-66-B4-96-B5, priority: 4096 (16) (17) Regional Root address: 00-40-66-B4-96-B5, priority: 4096 (18) (19) (20) Designated bridge address: 00-40-66-B4-96-B5, priority: 4096, port id: 128.49 >>>>MST instance: 01, vlans mapped : 10-19 Port state: forwarding Port role: root Port info : port ID 128.12, priority: 128, cost: 20000 (21) (22) Designated root address: 00-40-66-B4-96-B5, priority: 8193 (23) (24) (25) Designated bridge address: 00-40-66-B4-96-B5, priority: 8193, port id: 128.49
各項目の説明は、以下のとおりです。
項番 | 説明 |
---|---|
(1) | ポート番号またはポートチャネル番号を表示します。 |
(2) |
ポートのリンクタイプの設定を表示します。デフォルトの自動判別設定の場合、全二重ポートはポイントツーポイントリンク、半二重ポートはシェアードリンクと判別されます。 auto:自動判別設定 p2p:手動設定(ポイントツーポイントリンク) shared:手動設定(シェアードリンク) |
(3) |
ポートのリンクタイプの動作状況を表示します。 point-to-point:ポイントツーポイントリンク shared:シェアードリンク |
(4) |
Port Fastモードの設定を表示します。 auto:ネットワークポート edge:エッジポート non-edge:無効ポート |
(5) |
Port Fastモードの動作状況を表示します。 edge:エッジポート non-edge:無効ポート |
(6) | BPDUの送受信数を表示します。 |
(7) | MSTPインスタンス番号を表示します。 |
(8) | MSTPインスタンスに割り当てられているVLANを表示します。 |
(9) |
ポートのステータスを表示します。 forwarding:フォワーディング状態 blocking:ブロッキング状態(ディスカーディング状態) learning:ラーニング状態 disabled:無効状態 |
(10) |
ポートの役割を表示します。 root:ルートポート designated:指定ポート alternate:代替ポート backup:バックアップポート disabled:無効ポート master:MSTIマスターポート |
(11) | ポートID(ポート優先度+ポート番号(ifindex))を表示します。 |
(12) | ポート優先度を表示します。 |
(13) | ポートのパスコストを表示します。 |
(14) | CISTルートのMACアドレスを表示します。 |
(15) | CISTルートの優先度を表示します。 |
(16) | CISTリージョナルルートのMACアドレスを表示します。 |
(17) | CISTリージョナルルートの優先度を表示します。 |
(18) | 対象リンクでCISTリージョナルルートに最も近い装置のMACアドレスを表示します。 |
(19) | 対象リンクでCISTリージョナルルートに最も近い装置の優先度を表示します。 |
(20) | 対象リンクでCISTリージョナルルートに最も近い装置のポートID(ポート優先度+ポート番号(ifindex))を表示します。 |
(21) | MSTIリージョナルルートのMACアドレスを表示します。 |
(22) | MSTIリージョナルルートの優先度を表示します。 |
(23) | 対象リンクでMSTIリージョナルルートに最も近い装置のMACアドレスを表示します。 |
(24) | 対象リンクでMSTIリージョナルルートに最も近い装置の優先度を表示します。 |
(25) | 対象リンクでMSTIリージョナルルートに最も近い装置のポートID(ポート優先度+ポート番号(ifindex))を表示します。 |
RPVST+の動作状況の表示
RPVST+の動作状況を確認できます。
show spanning-tree vlanコマンドでRPVST+の動作状況を確認できます。VLAN IDを指定した場合は、指定したVLANの動作状況だけを確認できます。
VLAN 10を指定した場合の表示例を以下に示します。
# show spanning-tree vlan 10 VLAN10 ...(1) Spanning tree enabled protocol RPVST+ ...(2) Root ID Priority: 32778 ...(3) Address: 00-40-66-01-02-03 ...(4) This bridge is the root. ...(5) (6) (7) (8) Hello Time: 2 sec, Max Age: 20 sec, Forward Delay: 15 sec Bridge ID Priority: 32778 (priority 32768 sys-id-ext 10) ...(9) Address: 00-40-66-01-02-03 ...(10) (11) (12) (13) Hello Time: 2 sec, Max Age: 20 sec, Forward Delay: 15 sec Topology Changes Count: 1 ...(14) (15) (16) (17) (18) (19) (20) (21) Priority Link Interface Role State Cost .Port# Type Edge --------------- ---------- ---------- --------- -------- ------ -------- Port1/0/1 designated forwarding 20000 128.1 p2p non-edge Port1/0/2 designated forwarding 20000 128.2 p2p non-edge
各項目の説明は、以下のとおりです。
項番 | 説明 |
---|---|
(1) | VLAN IDを表示します。 |
(2) | 有効になっているスパニングツリープロトコルを表示します。 |
(3) | ルートブリッジの優先度を表示します。 |
(4) | ルートブリッジのMACアドレスを表示します。 |
(5) | 自装置がルートブリッジの場合に表示されます。 |
(6) | ルートブリッジのハロータイムを表示します。 |
(7) | ルートブリッジの最大エージタイムを表示します。 |
(8) | ルートブリッジのフォワードディレイタイムを表示します。 |
(9) | 自装置の優先度(対象VLANのブリッジ優先度とVLAN ID)を表示します。 |
(10) | 自装置のMACアドレスを表示します。 |
(11) | 自装置のハロータイムを表示します。 |
(12) | 自装置の最大エージタイムを表示します。 |
(13) | 自装置のフォワードディレイタイムを表示します。 |
(14) | RPVST+のトポロジーが変更された回数を表示します。 |
(15) | ポート番号またはポートチャネル番号を表示します。 |
(16) |
ポートの役割を表示します。 root:ルートポート designated:指定ポート alternate:代替ポート backup:バックアップポート disabled:無効ポート |
(17) |
ポートのステータスを表示します。 forwarding:フォワーディング状態 blocking:ブロッキング状態(ディスカーディング状態) learning:ラーニング状態 disabled:無効状態 |
(18) | ポートのパスコストを表示します。 |
(19) | ポートID(ポート優先度+ポート番号(ifindex))を表示します。 |
(20) |
ポートのリンクタイプの動作状況を表示します。 p2p:ポイントツーポイントリンク shared:シェアードリンク |
(21) |
Port Fastモードの動作状況を表示します。 edge:エッジポート non-edge:無効ポート |
show spanning-tree vlan interfaceコマンドで、指定したVLANのインターフェースのRPVST+詳細情報を確認できます。
VLAN 10のポート1/0/1を指定した場合の表示例を以下に示します。
# show spanning-tree vlan 10 interface port 1/0/1 (1) (2) Port1/0/1 of VLAN10 (3) (4) Port role: designated, Port state: learning (5) (6) (7) Port path cost: 20000, Port priority: 128, Port Identifier: 128.1 (8) (9) Designated root bridge priority: 32768, address: 00-40-66-01-02-03 (10) (11) Designated bridge priority: 32768, address: 00-40-66-01-02-03 (12) (13) Designated port id: 128.1, designated path cost: 0 (14) (15) Configured link type: auto, operation status: p2p (16) (17) Configured fast-forwarding: auto, operation status: non-edge BPDU: sent: 33, received: 0 ...(18)
各項目の説明は、以下のとおりです。
項番 | 説明 |
---|---|
(1) | ポート番号またはポートチャネル番号を表示します。 |
(2) | VLAN IDを表示します。 |
(3) |
ポートの役割を表示します。 root:ルートポート designated:指定ポート alternate:代替ポート backup:バックアップポート disabled:無効ポート |
(4) |
ポートのステータスを表示します。 forwarding:フォワーディング状態 blocking:ブロッキング状態(ディスカーディング状態) learning:ラーニング状態 disabled:無効状態 |
(5) | ポートのパスコストを表示します。 |
(6) | ポート優先度を表示します。 |
(7) | ポートID(ポート優先度+ポート番号(ifindex))を表示します。 |
(8) | ルートブリッジの優先度を表示します。 |
(9) | ルートブリッジのMACアドレスを表示します。 |
(10) | 対象リンクでルートブリッジに最も近い装置の優先度を表示します。 |
(11) | 対象リンクでルートブリッジに最も近い装置のMACアドレスを表示します。 |
(12) | 対象リンクでルートブリッジに最も近い装置のポートID(ポート優先度+ポート番号(ifindex))を表示します。 |
(13) | 対象リンクでルートブリッジに最も近い装置からルートブリッジまでのパスコストを表示します。 |
(14) |
ポートのリンクタイプの設定を表示します。デフォルトの自動判別設定の場合、全二重ポートはポイントツーポイントリンク、半二重ポートはシェアードリンクと判別されます。 auto:自動判別設定 point-to-point:手動設定(ポイントツーポイントリンク) shared:手動設定(シェアードリンク) |
(15) |
ポートのリンクタイプの動作状況を表示します。 p2p:ポイントツーポイントリンク shared:シェアードリンク |
(16) |
Port Fastモードの設定を表示します。 auto:ネットワークポート edge:エッジポート non-edge:無効ポート |
(17) |
Port Fastモードの動作状況を表示します。 edge:エッジポート non-edge:無効ポート |
(18) | BPDUの送受信数を表示します。 |