VLANトンネル/VLAN変換の状態確認
VLANトンネル/VLAN変換の状態を表示して確認する方法を説明します。
TPID設定の表示
show dot1q ethertypeコマンドで、TPID設定を確認できます。
表示例を以下に示します。
# show dot1q ethertype 802.1q inner Ethernet Type is 0x8100 ...(1) Port1/0/2 ...(2) 802.1q tunneling Ethernet Type is 0x8100 ...(3) Port1/0/11 802.1q tunneling Ethernet Type is 0x8100 Port-channel2 802.1q tunneling Ethernet Type is 0x8100
各項目の説明は、以下のとおりです。
項番 | 説明 |
---|---|
(1) | 装置全体のカスタマーVLANタグのTPID設定を表示します。 |
(2) | VLAN動作モードがトランクモードのポート番号またはポートチャネル番号を表示します。 |
(3) | サービスプロバイダーVLANタグのTPID設定を表示します。 |
トンネルポート関連設定の表示
show dot1q-tunnelコマンドで、トンネルポート関連の設定を確認できます。
表示例を以下に示します。
# show dot1q-tunnel dot1q Tunnel Interface: Port1/0/1 ...(1) Trust inner priority : Disabled ...(2) VLAN mapping miss drop : Disabled ...(3) Insert dot1q tag : VLAN 111 ...(4) VLAN mapping profiles : 1 ...(5) dot1q Tunnel Interface: Port1/0/12 Trust inner priority : Disabled VLAN mapping miss drop : Enabled dot1q Tunnel Interface: Port-channel1 Trust inner priority : Enabled VLAN mapping miss drop : Disabled
各項目の説明は、以下のとおりです。
項番 | 説明 |
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(1) | VLAN動作モードがトンネルモードのポート番号またはポートチャネル番号を表示します。 |
(2) | 受信カスタマーVLANタグの優先度反映オプションの有効(Enabled)/無効(Disabled)を表示します。 |
(3) | VLANマッピングに一致しないカスタマーVLANタグ付きフレームの、受信破棄オプションの有効(Enabled)/無効(Disabled)を表示します。 |
(4) | 受信タグなしフレームへのカスタマーVLANタグの付加オプション有効時に、付加するカスタマーVLANタグのVLAN IDを表示します。無効(デフォルト設定)の場合は表示されません。 |
(5) | インターフェースに適用されているVLANマッピングプロファイルを表示します。未設定の場合は表示されません。 |
サービスVLANマッピングエントリー/VLAN変換エントリー設定の表示
show vlan mappingコマンドで、サービスVLANマッピングエントリーとVLAN変換エントリーの設定を確認できます。
表示例を以下に示します。
# show vlan mapping (1) (2) (3) (4) (5) Interface Original VLAN Translated VLAN Priority Status --------------- ------------- ------------------- ------- -------- Port1/0/1 2 dot1q-tunnel 10 5 Active Port1/0/1 3 dot1q-tunnel 20 0 Active Port1/0/5 1001 translate 10 0 Active Port1/0/5 1002 translate 20 3 Active Port1/0/7 101/1234 translate 10/111 2 Active Port1/0/7 102/2345 translate 20/222 0 Active Port-channel1 500 dot1q-tunnel 600 5 Active Port-channel2 2001 translate 30 0 Active Port-channel2 2002/50 translate 40/555 3 Active Total Entries: 9
各項目の説明は、以下のとおりです。
項番 | 説明 |
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(1) | ポート番号またはポートチャネル番号を表示します。 |
(2) |
サービスVLANマッピングエントリーの場合は、受信フレームのカスタマーVLANを表示します。 トランクポートに適用したVLAN変換エントリーの場合は、装置外でのサービスVLAN、または装置外でのサービスVLAN/装置外でのカスタマーVLANを表示します。 トンネルポートに適用したVLAN変換エントリーの場合は、装置外でのカスタマーVLANを表示します。 |
(3) |
dot1q-tunnelはサービスVLANマッピングエントリーを、translateはVLAN変換エントリーを意味します。 サービスVLANマッピングエントリーの場合は、受信するサービスVLANを表示します。 VLAN変換エントリーの場合は装置内でのサービスVLAN、または装置内でのサービスVLAN/装置内でのカスタマーVLANを表示します。 |
(4) | 受信時にエントリーに一致したフレームに反映する優先度を表示します。 |
(5) | エントリーのステータスを表示します。 |
VLANマッピングプロファイル設定の表示
show vlan mapping profileコマンドで、VLANマッピングプロファイルの設定を確認できます。
表示例を以下に示します。
# show vlan mapping profile (1) (2) VLAN mapping profile:1 type:ip rule 10 match src-ip 10.1.1.100/32, action dot1q-tunnel outer-vid 10, priority 4 ...(3) rule 20 match src-ip 10.1.1.200/32, action dot1q-tunnel outer-vid 20, priority 0 Total Entries: 2 VLAN mapping profile:2 type:ethernet rule 10 match src-mac 00-00-11-11-22-22, action translate outer-vid 30, priority 3 rule 20 match src-mac 00-AA-BB-CC-DD-EE, action translate outer-vid 40, priority 1 Total Entries: 2
各項目の説明は、以下のとおりです。
項番 | 説明 |
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(1) | VLANマッピングプロファイルIDを表示します。 |
(2) | VLANマッピングプロファイルタイプを表示します。 |
(3) | VLANマッピングルールを表示します。 |