第2編
管理運用

CPU使用率監視機能の機能説明

CPU使用率、システムメモリー(SYS_MEM、SYS_HUGE、またはSEC_MEM)の割り当て状態、およびシステムメモリー(SYS_MEM、SYS_HUGE、またはSEC_MEM)の使用率を監視できます。

CPU使用率監視機能の有効化

CPU使用率監視機能を有効にすると、CPU使用率が監視されます。CPU使用率が、あらかじめ指定したしきい値を超えると、障害解析用情報が記録され、しきい値を超えたことを示すログおよびトラップを出力します。

補 足

ログおよびトラップの出力は、NP7000の1.06.01以降、NP5000の1.06.01以降、NP4000の1.03.01以降、NP3000の1.06.01以降、NP2100の1.09.02以降、NP2000の1.08.01以降、NP2500の1.08.02以降でサポートしています。

補 足

しきい値上昇前後のCPUに関する履歴ログは、NP7000の1.07.01以降、NP5000の1.07.01以降、NP2100の1.10.01以降、NP2500の1.10.01以降でサポートしています。

CPU使用率監視機能を有効にするには、cpu-protect trace triggerコマンドを使用します。トラップの出力を有効にするには、snmp-server enable traps cpu-protectコマンドを使用します。

なお、記録された障害解析用情報は、show tech-supportコマンドの技術サポート情報の一部として出力されます。

システムメモリー割り当て状態監視機能の有効化

システムメモリー割り当て状態監視機能を有効にすると、システムメモリーの割り当て状態が監視されます。システムメモリーを割り当てられない状態が1分間続いた場合、装置が再起動されます。

補 足

システムメモリー割り当て状態監視機能は、NP7000の1.05.01以降、NP5000の1.05.01以降、NP4000の1.03.01以降、NP3000の1.06.01以降、NP2100の1.09.02以降、NP2000の1.05.01以降、NP2500の1.08.02以降でサポートしています。

システムメモリー割り当て状態監視機能を有効にするには、cpu-protect system-memory limit-check fault-action rebootコマンドを使用します。

補 足

NP7000の1.08.02以降、NP5000の1.08.01以降、NP2100の1.09.05/1.10.01以降、NP2000の1.09.05以降、NP2500の1.08.04以降では、cpu-protect system-memory limit-check fault-action rebootコマンドは削除され、デフォルトで有効設定相当の動作に仕様変更されています。また、監視対象のシステムメモリーも追加されています。

システムメモリー使用率監視機能の有効化

システムメモリー使用率監視機能を有効にすると、システムメモリー使用率を60秒ごとにチェックします。システムメモリー使用率があらかじめ指定したしきい値を超えると、ログとトラップが出力されます。

補 足

システムメモリー使用率監視機能は、NP7000の1.05.01以降、NP5000の1.05.01以降、NP4000の1.03.01以降、NP3000の1.06.01以降、NP2100の1.09.02以降、NP2000の1.05.01以降、NP2500の1.08.02以降でサポートしています。

システムメモリー使用率監視機能を有効にするには、cpu-protect system-memory limit-check thresholdコマンドを使用します。

補 足

NP7000の1.08.02以降、NP5000の1.08.01以降、NP2100の1.09.05/1.10.01以降、NP2000の1.09.05以降、NP2500の1.08.04以降では、監視対象のシステムメモリーが追加されています。

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